桂林市 (Guilin)
秦の始皇帝が築いた運河である霊渠(れいきょ)は、長江の支流の湘江と、珠江最大の支流である西江へと流れる漓江とを結ぶ運河で、桂林市興安県にあり現在も運用されている. 桂林は湘江から漓江にかけての回廊の中でも最大級の盆地がある場所に建てられた街である.
桂林の岩溶研究所をかつて著名な英国のカルスト地形学者Marjorie Sweetingが訪れた際、もしもここの石灰岩地形が最初に研究されていたなら、カルストに代わってグイリン(桂林)という語が生まれていたことだろうと語ったという(同研究所所長袁道先博士談; カルスト地形を参照).